停車時のストールの対策。エアクリ、ホットエア

空冷VW


信号等で車を止める際、エンジンも同時にストールすることがあることは何度か報告しています。SAMBAのフォーラムでもそのことに関するトピは40-50あると思います。その症状に対しての書き込まれる対策案は多岐に及びます。プラグ、プラグワイヤー、コイル、ポイントデスビ、コンデンサー、デスビキャップ、キャブ、チョーク、キャブセッティング、シリンダーの圧縮漏れ、点火時期、パーコレーション、ベイパーロック(キャブとタンクの間)、キャブからシリンダーまでのエアリーク、ガソリン、オーバーヒート、ヒュエルフィルター、オイル、オイルの粘度、タンク内の汚れなどなど・・・・・。以前はすべてを真に受けて安く簡単に変えられる部品(プラグワイヤーやコイル、デスビキャップ等)は交換していました。
色々試行錯誤しましたが、今強く疑っているのはアイシングです。空冷に乗り始めて既に20年以上たつのですが、先日マニが凍っているのを初めて目撃しました。あれだけ霜が付くのであればマニの内側がどうなっているのか想像できます。
アイシングを防止するためについている機能としてヒートライザーがありますがそれは1-2年ほど前に直しています。あともう一つ、ホットエアのキャブへの取り込みがあります。
ファンハウスで発生した冷気は熱せられた状態でシリンダー下に排出されます。それを拾ってエアクリーナーに送り暖かい空気でガスを発生させるというものです。

で下の写真、リヤエンジンティンの下にある熱せられた空気をホースによりエアクリまで送ります。20数年も空冷VWに乗っていますが、その機能のついている車両に乗ったことはありませんでした。が、ストールする件数があまりにも多いので今回採用してみたいと思いました。リヤエンジンティンの〇印に本来は穴がありホースが取り付けられてエアクリまで熱気が運ばれます。
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穴の開いたタイプのティンです。2つあるうちの左側がホットエアを取り込む穴です。ちなみに右はヒーター用のホースです。自分の車はヒーターは取り外したので、もしこのティンを使うのであればこの穴はふさがなくてはいけません。(と言いつつこの2つの穴開けっ放しで10年以上乗っていましたが・・・・)
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ホースの行き先は前述のとおりエアクリです。しかしホースを取り付けるだけではだめです。なぜかと言うとホースを取り付けた部分には開閉弁がついていて、その弁が開いたりしまったりするのです。そこでピンクで書いた通りにバキュームホースを新たに取り付ける必要があります。バキュームホースが付いていないと弁は閉じたままで、熱気はエアクリの中にまで入ることはできません。
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ちなみに取り外した開閉弁です。バキュームホースを取り付けるところを加えて息を吸い込むと弁が動きます。
マニホールドからエアクリ上部と、そのすぐ横からこの開閉弁をつなぐことでどの程度の負圧が発生するのかわかりませんが、そうやってコントロールするみたいです。
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問題が発生しました。自分のマニにはバキュームホースをつなげるパイプがついていません。穴を開けて後付けしていいものか、それともマニ交換か?エンジンを下さなければむつかしいかも・・・・。
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