ビートル 動かない(燃料系)

空冷VW

この週末、妻と友人の家に行く途中、ホームデポで梨の苗木を買いました。家から15分ほどのところです。買った苗木をキャリアにのせてエンジンをかけました。いつもに比べれば少々かかりが悪かったかもしれません。それでもいつもの倍程度のクランキングでエンジンはかかりました。広い駐車場を出て幹線道路に出た途端、エンジンがしゃっくりし始めました。そして数秒後エンジンは完全に止まりました。まるでガス欠の時のエンジンの止まり方です。慌てずに惰性で動いている間に安全な駐車場所を探さねばなりません。運よくペンキ屋さんの駐車場が見えたのでそこに停めました。
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改めてセルを回しますがエンジンがかかるわけもありません。車から降りてエンジンリッドをあけて不具合な個所を探します。①アクセルワイヤーがキャブから外れている。あるいは外れかかっている。②ディスビからワイヤーが抜けてしまっている。あるいは抜けかかっている。③イグニションコイルにつながるワイヤーが抜けている。これらあたりを期待していたのですが見た感じ全く不具合はありませんでした。
次にしたのは燃料系の確認です。この車のタンクは13年ほど前に錆で燃料パイプを詰まらせた前歴があります。その時はPOR15というどうやら有名な防錆ペイントで自分でオーバーホール(?)しました。あれから月日も経っているのでタンクの詰まりを疑いました。タンクからキャブの間にはヒュエルフィルターが付いています。ビートルで定番の透明の物ではないので目視では中の状態はわかりません。外してみると、とりあえずタンクからのフュエルパイプからガソリンが流れてきます。慌てて+ドライバーを差し込みガソリンを止めました。次に外したフィルターを口にくわえてひと息吹くと、詰まっているような感じではありません。
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ヒュエルフィルターまでガソリンが来ているのであれば後はキャブとヒュエルポンプだけです。難易度から言ってキャブの方が簡単なのでキャブからチェックします。まずエア栗を外して、写真ではカットオフスイッチに隠れて完全に見えないのですがフロート室についている真鍮のネジを外します。本来であればここは常にガソリンが満たされてなければいけない場所なのであふれ出てくるはずなのですが一滴たりともガスが出てきません。
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次にポンプの確認をします。ポンプを外すためにはディスビを外さなければなりません。ディスビ調整ネジを緩めてディスビ本体を抜き取ります。次に二つあるポンプ取り付けネジを外します。
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取れました。
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ヒュエルポンプの動作確認をします。

後編に続く


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