ハーレー スポスタ バックファイア まとめ

ハーレー

バックファイアの修理がやっと完了しました。
あまりにも紆余曲折したので、最初から最後まで何があったのか時系列でまとめてみたいと思います。
1、正常時の事。
この車両が我が家に来たのは確か2年位前。決して状態の良い車両ではありませんでしたが、これほどまでにバックファイアがひどいと言う事もありませんでした。実際、必要最低限のメンテだけして家の近所を乗ったりした時期もありました。その頃は間違いなくバックファイアの症状はありませんでした。つまり購入した時からダメだったわけではなく、我が家に来てそれからどこかがおかしくなったと言うことが考えられます。
2、バックファイアーが発生し始めた頃。
もともと絶好調な車両ではなかったので、いつどのタイミングからバックファイアがひどくなったのか記憶にありません。ただ家の近所を走っていた時に、途中でエンジンが全く動かなくなり、レッカーを呼んだ時がありました。今思えばあれは点火不良だったと思います。
ハーレーが止まったときの記事
ただし、あの当時は何が原因かはっきりとわからずにいました点火系の気もするし、燃料系(キャブ)の気もしていました。
3、試運転する気がなくなった。
そりゃそうでしょう。スポーツスター、小さいとは言え200キロ近いオートバイ。たとえ近所であったとしても止まったら自力で自宅まで押すなんて事は59歳の自分には相当きついです。ならばなぜ止まったのかそれをはっきりさせないことにはとても運転する気にはなれませんでした。実際あの時以降道路を走らせた事は1度もありません。
4、点火系 or 燃料系?
点火系の不良を確認するのには、プラグに火花が飛んでいるかどうかの確認をすればいいはずです。すると火花飛んでるんですね。その結果によりこの車両の抱えている不良は、燃料系と当時の自分は断定しました。
5、キャブレター交換1 スーパーBから中国製スーパーE 1号。
もともと付いていたのは、S&S社のスーパーBでした。アマゾンで中国製の安いスーパーBを探したのですがどうやら存在していないようです。なのでスーパーEを購入しました。キャブ調整はもともと得意ではないので、できるだけ多くのYouTube動画やウェブサイトの記事を参考に1000ccのスポーツスターのエンジンにつけるスーパーEのデフォルトのセッティングを探しました。それをスタート地点にしてメインジェット、インターミディエートジェットかなりいじくり倒しました。ただし調子が良くなる事はありませんでした。
6、キャブレター交換2 中国製スーパーE1号から中国製、スーパーE2号。
どうしても調子が出なかったので、中国製の安いキャブレターの初期不良が原因と信じた自分は2つ目の中国製スーパーEを購入しました。
早速交換してみるも、何一つ変化はありません。しかしまだ自分はキャブレターが原因であることを疑っていました。1号についても2号についてもともに数十種類のジェットの調整は行いました。で、やがてこういう記事を見つけます。「スーパーB、スーパーEは1000CCのエンジンには大きすぎる」と言うものです。確かに883CCのエンジンに最も勧められているキャブはCV40です。スーパーB、スーパーEはそれよりもはるかに大きいサイズのキャブと言う記事を読みました。妙に納得しました。それを受けてもう少し小さなキャブが必要と言う判断をしました。
7、キャブレター交換3、スーパーE2号からCV40へ。
自分が見た限りの情報だと1,000CC以下の小さなハーレーのエンジンには、おそらく最も人気の高いキャブレターだと思われます。一方で、おとなしすぎると言う意見もいくつかありましたがその裏返しが乗りやすいと言うことなのかもしれません。自分は例によって中国製のものを買いました。すぐに届いたのですが、マニホールドへの取り付けの仕方がどうもよくわからなくてアマゾンの売主にも質問をしたのですが、納得できる回答がもらえずに、結局それは返品しました。つけずじまいです。
8、キャブレター交換4 スーパーE2号からVM38へ。
見た目は1番好きなVM38。これは1度は取り付けるのですが、フロートボールとキャブ本体の間に挟まるガスケットがあまりにお粗末なものでとても使用に耐えられるものではありませんでした。返品を売主に求め少し一悶着はありましたが、全額返金で対応してもらえました。
結局、キャブは、スーパーE2号がついたままです。
9、点火時期調整。
相当心が折れかけ始めていた頃です。中国製のキャブも少し怪しい。でもだからといって高価なミクニやS&Sのオリジナルのキャブを買う事は自分的にはあり得ません。でも何かをしなければ前に進めませんし、正直プロに見てもらうことも考え始めた頃です。
素人の自分にはもう引き出しがありません。で点火時期。
自分の中で点火時期はちょっとぐらいずれていてもエンジンは普通に動く。ただオーバーヒートしやすいなどの症状が出る程度と言う理解です。でも他にやることもないので試みました。
10、点火時期調整の方法。
ブログでも動画でもかなり言ってますが点火時期を調整するセンサープレートが車両の右側に、点火時期が合ってるか合っていないかの確認窓が左側に。ありえないような整備性の悪さです。ほんとにプロがデザインしたのか?と思われるような配置です。まぁそれをさておき。
本来はきれいに出るはずのストロボライトがきれいに出ません。このときはまだそれをハーレーだからと思っていました。
11、センサープレート裏のピーナツバター状の物質。
センサープレートをもともと外す必要などはなかったのですが、もしかしてセンサープレート裏のローターが緩んでいるのではと思いました。そのためにいちどセンサープレートを外してしまうとおそらく合っていた点火時期をまた調整しなければならないことは承知していましたが思い切ってセンサープレートを外してみました。ローターが外れている緩んでいるということはありませんでした。一方、プレート裏にびっしりとピーナツバター状の何かゴミのようなものが大量についていました。それを見てセンサープレートの交換をしました。
12、点火時期調整2回目、
2回目って書いてますが、実際は何十回とやってます。ただ本当にやりにくいんですね。この年式のスポーツスターまたストロボライトもはっきりと出ないので「まぁいいかこんなんで」と言う調整になっていました。
13、プラグの交換。
いよいよ引き出しがなくなってきました。点火の確認をすると間違いなく火花は飛んでます。つまりプラグは死んでないんです。でも交換しました。予想していた通りエンジンをかけてみてもそこに小さな変化すら見つけることができませんでした。
14、イグニションケーブルの交換。
近所のハーレー屋さんでこれは買いました。いよいよプロにバイクを見てもらう場合、いくつかあるバイク屋の中でどこに頼むかの目星をつけるためにもどんな人がその店にいるのかを見るためにもイグニションワイヤーは自分らしくもなく店で買いました。まさかの50ドル。交換してみましたが予想した通り変化を見つける事は出来ませんでした。
15、イグニッションコイルの交換。
これはアマゾンで買いました。これも交換しましたが、予想した通り変化を見つける事は出来ませんでした。
16、モジュールの事。
点火系で交換していない部品はモジュールだけになりました。85年型に使えるモジュールは、アマゾンeBayでは見つけることができませんでした。で、やがてモジュール機能のあるセンサープレートが販売されていることを知りました。中国製のコピーものも売られてます。
17、シングルファイア-ダブルファイアの事。
ダブルファイヤーの自分の車両をどうしてもシングルファイヤーにしてみたくなりました。冷静になって考えるとタイミングライトの照らすストロボライトがバラバラで醜いと言うのはバラバラに点火しているからではなかろうかと当たり前のことを思いました。モジュール機能のついたセンサープレート、これはシングルファイヤーにすることもできます。しかしそれようのイグニッションコイルも必要になってきます。
注文しました。部品が届いて交換しました。晴れてあるべき姿にようやくなってくれました。
めでたしめでたし。

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