3月の上旬にビームの注文を入れてから、タイヤの交換をするまで3か月強に渡ったプロジェクトが終わりました。
この車は1999年7月に来米した直後に購入した車です。当時はアジャスターで既にフロントドロップされておりました。2002年にカリフォルニアからニュージャージーに越してきたときに前回りから異音がするので修理屋に持って行った所、「このアジャスターのついたビームが悪い。良い中古があるので交換しなければならない」と言われ、言われるがままにお願いしノーマルに戻ってしまいました。今思えば本当にビームが悪かったのかわかりません。
さて、フロントドロップを自力でやってみたわけですが、難易度と言いますか、自分もビームを外したのは初めてだったので記憶が新鮮なうちに感想を書いておきたいと思います。
ドロップスピンドル(DS) vs アジャスター vs 併用について、
一番いいのが併用なのはわかっています。が、費用対効果を考えに考えた末、ナロードのアジャスター付きビームという選択をしました。理由はナロードのビームを使えば、履いていたまだ山のある純正サイズのタイヤ(165/80/15)使えると思ったのが一番です。結局はフェンダー裏ヘッドライトのハウジングにあたってしまったのでタイヤは交換することになってしまったのですが・・・。
DSへの変更はリームの作業が必要となるため、加工屋にお願いすることになります。DSを組み付け済みのキャリアも販売されていますが$350-$450位します。DSが単体で$90売られていることを思うと$350-$450は割高感が多いにあります。加工屋に持って行った場合の工賃は調べていません。
一方でナロードビームを選択した場合、ビームはEbayで$220位、タイロッドが$80位、ショックは$25。ここまでで$325。DSより安いのも大きな決め手です。さらに言えばナロードビームへの変更後にDSへの変更はまだ許せますが、DSに変更後にビームを換えるのは本当に2度手間、というのも理由にあります。
実際にアジャスタービームを付けてみて今は特に「DSにしておけばよかった・・」と悔いるようなことありません。アジャスターで全然OKです。アジャスター付きナロードビーム、アジャスター付きのノーマルビーム、比べたことがないのでわかりません(ナロードされてない場合135,145しか履けない?)。
作業面について、
タイロッドエンドリムーバーの有無。$20程度の工具が2時間近く格闘して外れなかったタイロッドを1分で外してくれました。間違いなくなければならない工具です。ユーチューブ等では使わずに外している動画もありますが、私にはできませんでした。
またもう一つ注意しておかなければならない点として固着しかけた(または固着している)部品を外す時、自分は反対側にくぎ抜きとかがついているようなハンマーで叩いて外しにかかりました。これがトラブルの素でした。鉄製のハンマーは対象物を変形させ後で面倒を増やします。必ずプラハンで叩くようにしましょう。
費用
トーションリーフを自分は古いものを切って使いました。新品を買ってもよいのですが$100。トーションリーフを切ることで$100節約しました。
同じようにタイロッドも切って溶接すればよいのですが(実際ユーチューブでもいくつか紹介されていました)、溶接の技術が自分にはなく断念しましたが、これも自分でできれば$80の節約です。
更にアジャスターも自分で溶接できれば、アジャスターなんて単体で$20くらい?加えてナロードなんて要は切ればいいわけでアジャスター $20 x 2個=$40でナロードビームが出来てしまいます。
溶接のできるお友達がいれば是非やってもらったらいいと思います。
タイヤ
自分は165/50、155/60、145/65 と迷いました。それまでついていた165/80はタイヤの側面がフェンダー内部のどこかに当たることはありませんでした、ということは太さは165で多分大丈夫。それ以上細くする必要はなさそうです。しかしトレッド部分がヘッドライトのハウジングに当たってます。薄いタイヤが必要です。165サイズのタイヤは165/50以外にも55,60,65の選択肢はありましたが自分は一番薄い50を選びました。結論からいうと見た目が薄すぎです。60、65くらいでよかったかもしれません。
まだすべてを変更してから100キロも走っていません。何か気がついたことがあればまたここで報告したいと思います。
コメント
こんにちは。
とっても参考になりました。アジャスター付きのビームを手に入れたので、ドロップスピンドル+アジャスターでチャレンジしてみる予定です。ナロードは止めとこう。