アイシングが原因でストールするようなのですが、アイシングを防止するために確認すべき個所として凍ってしまうほど冷たくなるキャブ下のマニフォールドを暖めるためのヒートライザー、暖かい空気で混合気を作り凍結防止に貢献させるためのホットエアピックアップチューブがあります。
ヒートライザーについてはマニのヒートライザーパイプそのものの詰まりはなかったのですが、ヘッダーについているヒートライザーには穴が開いておらず2015年の秋に修理しました。それもあってでしょうか、アイシングに悩まされる比率は減ったように感じます。
さてそれともう一つホットエアピックアップチューブの取り付けです。
自分の車にはオリジナルのエアクリがついているのですが、ホットエアピックアップチューブはついていません。
写真のとおり、リヤエンジンティンの下に排出されているはずの冷却のために使用された空気(ファンシュラウドから入りシリンダー下に排出される空気)、つまり熱せられた本来もう必要でないはずの空気を再度拾って、エア栗を通じてキャブ内に送り込むというものです。暖かい空気によりつくられた暖かい混合気は凍りにくいということなんだと思います。
今現在使用しているリヤエンジンティンはホットエアピックアップチューブを取り付けるための穴がついていないため、少々いじる必要があります。
この写真、以前、使用していた穴の開いているリヤエンジンティンとsambaで買った($15)ホットエアピックアップチューブのアダプターです。ティンには3つ穴が開いていますが2つはヒーター用、1つがホットエア用です。我が65にはヒーターはもうついていないのでこのティンを使う場合ヒーター用の穴は埋める必要があります。
ティンとアダプターを付けるとこんな感じ。
今のティンを外して、付け直すことになります。
ホットエアピックアップチューブはつなげるだけではだめで、エア栗側にバルブがついていてそれを閉開させるためのバキュームホースを付ける必要があります。以前の書き込みにもそのことは報告してあります。
負圧が発生しているマニに取り付けられたバキュームホースはエアクリ上部に2つある取り付け部の一つにつながり、別の一つからホットエアピックアップチューブの取り付けられているバルブにとつながります。
アップでキャブ下のマニを見てみましょう。赤まるしている所らへんにフィティングを付ける予定です。そこからエアクリ上部にバキュームホースをつなげます。
この写真、エアクリとシュラウドの間の写真です。ホットエアピックアップチューブのバルブのバキュームホース取り付け部です。ここと、エアクリ上部のホース取り付け部にバキュームホースをつなげます。
別の方のブログで参考になる記事を見つけました。その方のエアクリと私のエアクリは年式が違うのですが、どうやらホットエアを取り込むのはエンジンを始動させた直後の初めのうちだけのようです。
エンジンが動いている限りバルブが開けっ放しになっていてもよいのであれば、バキュームホースはキャブ下のマニとバルブが直接繋げられているはずです。しかし一度エア栗のカバーを経由している所に何か理由がありそうです。
実際に作業を始めたらまた報告します。
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