1系統のヒーターでスイッチを入れるとその系統につながっているラジエターのある部屋はすべて温められることになります。
しかし普段の生活の中で人がいかない部屋、例えば物置とか玄関とか・・・、無駄に温められていることが多いのが気になっていました。特に最近は2階の温度が必要以上に暑くなり、、しかし1階部分は少し寒かったりします。暖かい空気は上に行くので我が家のようにドアの少ない家では防ぎようもないのかもしれません。でも・・・。
1階にあるスイッチ(サーモスタット)が温度を感知してスイッチが入るのですが、バランスが悪いのです。例えば温める必要のない物置部屋、ラジエターがあるので温めてしまいます。でも本当は必要ないところにエネルギーは使ってほしくないものです。あるいは2階寝室は暑すぎるくらいに暖まります。もう少し温度低くてもいいくらい。でも設定温度を下げると2階寝室は丁度よくなりますが1階が寒くなってしまいます。
ラジエターの中に空気が入るとその分お湯が入らなくなるため、放射する熱量が減り温度が上がらなくなります。
今回は満タンに水が満たされたラジエターに空気を入れて効きすぎるラジエターを少し弱めてみたいと思います。
まずはこの写真。
我が家のボイラーです。パイプと配線が多くてめまいしそうです。
ボイラーに戻ってくるお湯の通るパイプ、温められて再度出ていくパイプが確認できます。水圧計によりボイラーを含めたパイプ内の水に圧がかかっているか確認できます。
そして次の写真。ラジエターに空気を入れる。つまり水を抜くので水圧をゼロ以下にしなければいけません。パイプにつながっている水道管の栓を閉める必要があります。
アップで見ました。排気管の向こうに蛇口があります。普段は開けっぱなしでパイプ内の圧を保っています。今回は水を抜くので一時的に蛇口を閉めます。
アップで見ています。ボイラーから温められたお湯が出ていくパイプをたどっていくと3本に分かれます。我が家は地下室、1・2階、プレイルームと呼んでいる増築部分の3系統を温めることができます。今回の作業は1・2階部分です。ちなみに4本目のパイプが見えますがそれは水道につながっているパイプです。お湯が通ることはありません。
配線がごちゃごちゃしています。3つある銀色の箱がバルブです。スイッチ(サーモスタット)により設定温度より気温が下がるとスイッチが入りこのバルブが開き、ボイラーが焚かれ温かいお湯がパイプ内を循環し始めます。
1・2階部分のバルブのそばに取り付けた排水用の蛇口にホースをつなげます。
流しに排水します。
水圧が十分落ちたらラジエターの空気抜きバルブを緩めます。今は水圧がないので空気が抜けずに逆に入っていきます。あまり抜きすぎるとまるでラジエターが効かなくなります。
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