初めにキックパネルを外すためにシートを支えているこの部品、名前知らない。10mmのボルトで留まっているので外します。
外れました。キックパネルも外れました。余談ですが、実はこの車、1999年に購入した直後、椅子を取っ払いグラスファイバーで床をコートしています。なぜそんなことしたかというと20代前半の頃、ある先輩に1302Sを15万円でゆずってもらいました。その人に床にグラスファイバーでコートするのは「雨が侵入しても内側から床が腐ることはなくなるし剛性も’から旧車だったらしたほうが良い」と言われ、妙に納得した自分はそれ以来購入した空冷VWはすべてグラスファイバーでコートしています。
何を言いたいかというと、この車両はそのグラスファイバーの分だけ床が高くなっています。加えてスピーカーを付けるとなると穴もあけなくてはならないのでキックパネルを新しく作ることにします。
手に入れたベニヤ板です。
最近はほとんどしませんが自分は家を弄ったり、家具を作るのが好きなのでこんなベニヤ板、ガレージの中を探せばと出てくるだろうと思っていたのですがありません。
ベニヤとか板、実は安くないんです。これ以上お金かけたくないんですがしょうがないのでホームデポに行きました。写真にあるこの板、大きさ的にはちょうどいいです。どの売り場にあったかというとお客さんが買った板を適切な大きさに切ってもらうコーナーに転がっていました。つまりこの板はもともとはもっと大きな板で、あるお客さんが購入後切ってもらい、必要なくなったこのピースを捨てていったものと思われます。商品ではないので買うことはできません。かといって無断で持って帰れば当然盗難です。
自分はこの板をもってレジに向かいました。
キャッシャーは「この板にはバーコードがついていないし、この大きさの板はホームデポでは扱っていないはず、どこにあった?」と聞いてきました。
自分は「木材の売られていてるアイルで見つけた。でも最後の一つで、プライスタグも探したけど見つからなかった。」と伝えました。ほかの客が捨てていったゴミである事実を知っていましたが、自分が伝えたことも嘘偽りのない事実です。
すると店員が、「これ切れっぱしだよ、売りもんじゃないから持ってっていいよ」と神の声。やったー、うれしい!!今回自分が必要としている木材を買おうとするともっと大きなサイズのものを買う必要があり、$10くらいしちゃうんですね。$10 ないわけじゃないんですが、板っきれに$10って払う気しないんですよね。まあそんなこんなで今回はタダで手に入れることができました。
オリジナルのキックパネルをあてがってマジックで線を引きます。
今までは電気のこぎり仕事はガレージ内でしていましたが切りくずですぐ汚れるので屋外で切ることにしました。きちんとクランプで固定してジグソーで切ります。
切ったものを実際にあてがいます。オリジナルと同じ大きさなので少し大きいです。現物合わせしながら適切なサイズに切り込んでいきます。
ほぼぴったりの大きさになりました。
スピーカーの大きさに合わせて穴を開けます。
色を塗るかどうするか迷ったのですが以前自作して失敗してすでに取り外してあるドアパネルの内張りを剥がして使うことにしました。
べニアの厚さが結構厚めだったので、大工仕事用のステープルで留めることが出来ました。
スピーカーをスクリューで取り付けます。
あとは簡単すぎる配線を繋げてキックパネルを取り付ければ終わりです。
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