空冷VW クラッチワイヤー外しました。

空冷VW

300ドルで買ったミッションのギヤ抜けが激しいと思っていたのは実はクラッチのアジャストナットの調整をしていなかったから・・・・、と思い始めたのはほんの先月の話。
ギヤ抜けしなくなった。
それが先週末乗ったとき、またクラッチのミートポイントがえらく近く(遠く?どっちだろ?何しろ思いっきり踏み込まないとクラッチが切れない感じ)なった気がしたんです。
それを受けて自分はワイヤーが伸びている。ワイヤーのどこかがほつれ始めている。と思いました。実際今使っているクラッチワイヤー、いつ交換したものか覚えていませんが、多分20年くらい使っていると思います。
コロナにかかってしまい10日近くガレージに入ることはなかったんですが、今金曜日の夜11時。今から作業を開始したいと思います。
まずジャッキで持ち上げてウマに乗せます。

ペダル周りはカーペットを外しました。自分のカーペットは住宅用のじゅうたんを切って乗せただけのものです。接着剤でとまっていないので見た目は美しくないのですがこういう時便利ですし、こういう事ってしょっちゅうなんですよね。

作業性を上げるためにシートも外しました。シートの下後ろからのぞいて見えるスプリングを外して、調整用のレバーを上げて、シートを前方向に移動すれば外れます。硬くてシートがスムースに動かない場合は後ろ座席に座って両足で押したり、CRCみたいなの吹いたりすれば外れるはず。シートは外さなくてもいいんだけれど外した方が結局楽なんですよね。

もう一度ミッションの下にもぐってクラッチワイヤーのアジャスティングスクリュー・・・・。見えますか?赤丸の中。この蝶ねじを外します。

その時何もせずに蝶ねじを回し始めるとワイヤーも一緒に回ってしまい緩めることができません。なのでバイスプライヤーでワイヤーを挟んでワイヤーが一緒に回らないようにします。バイスプライヤーで挟むのはワイヤー部分ではなく・・・、写真見てください。

下から見ました。

外れました。ふつうこの場所は数か月、数年、場合によっては十数年人に触られない場所です。泥や雨水その他で汚れるためこの蝶ねじ、車の下にもぐってアクロバットみたいな格好して外す際なかなか硬くて外れないことも多いです。そんな時はサバサバあきらめてCRC吹きましょう。
で、外れました。

このボーデンチューブも外します。よくわからないのですが力任せに外せばいいと思います。

車内に戻ります。17ミリのレンチ(ラチェット+エクステンションがベター)でペダルアッシーを外します。

その前にブレーキのプッシュロッド外した方がよかったかも・・・。

2つの17㎜のボルトを外すとペダルがアッシーごと外れます。見えますか穴の奥の方、クラッチワイヤーがペダルのフックに引っかかっています。これを外すとペダルは完全にフリーです。

外れました。

考えていなかった問題を一つ見つけました。

見やすい写真。フックの部分もう残りわずかです。このまま使っているといつか折れてしまっても不思議ではありません。どこか溶接屋さんで肉盛りしてもらおうと思います。

実は溶接機持っている。それもMIG溶接機。でも使い方知らない。
そして問題のワイヤー・・・・。実は切れていませんでした。きれいなもんです。
やっぱり切れていなかったクラッチワイヤー
フックの溶接は明らかに直さなきゃダメ。クラッチのミートポイントが急に近くなったと思うんですがそれって何が原因なんでしょうね・・・・。

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