ハーレー シングルファイア、ダブルファイア。

ハーレー

前回の記事
前回の記事にも書きましたが意を決して購入したVM38。取り付けて見るも思ったような結果ではありませんでした。
もっともジェットの番手も何も調べずに取り付けたので絶好調になるはずは無いのですが、バックファイアーだけではなくアフターファイヤーも発生してしまい、ポン付けした状態で判断すると、中国製のスーパーEの方がまだ良かった印象です。本来であればこの後フロートレベルの調整確認、ジェット類の交換になるのですが今回購入したVM38に付いていたガスケットは使えるものではなかったので、このVM38を使用する事は断念しました。

さて、今現在の自分は何を思っているかと言うと、またまた点火時期なんですね。いや正確に言うと点火についてです。
と言うのも、点火にはシングルファイヤー、ダブルファイヤーがあると言うのを知ったからです。
皆さんは既にご存知かとは思いますが、改めて説明させてもらうと、シングルファイヤーと言うのは、例えばニ気筒のエンジンで点火されるのはそれぞれのシリンダーのピストンが圧縮上死点になった時(厳密には上死点ではないですが)のみ。
一方のダブルファイヤーはと言うと1番シリンダー、2番シリンダー、それぞれに同時に点火をすると言うシステムのようです。つまり1番シリンダーの圧縮上死点で1番シリンダーはもちろん、2番シリンダーにも両方同時に点火をすると言うものらしいです。この時2番シリンダーは圧縮されている状態ではないので爆発する事は無くつまり無駄な点火のようです。この方が仕組み的にはシンプルなんでしょうね。
私事にはなりますが空冷ビートルを素人ながらも長いこといじっていてそれにはディストリビューターと言う部品が付いています。点火をディストリビュートする。つまり分配する部品なんです。4気筒で同時に点火するシリンダーはなく1つずつ点火させていく仕組みです。「爆発の必要なところにだけ点火させる」これが当たり前だと思っていました。
で話を戻すと、爆発させるホントに必要な点火とある意味捨て点火とでもいいましょうか意味のない点火もあるわけですね。
で次、タイミングライト。純正のマニュアル含め多くの整備書に「前シリンダーにつながるイグニションケーブルにタイミングライトのセンサーをつなげて」とあります。1番シリンダーも2番シリンダーも両方同時に点火するのであれば、どっちのイグニションケーブルにつないでも同じように点火しているはず。つまりどっちのイグニションケーブルにつなげてもタイミングライトから全く同じタイミングでストロボライトが出ているはずだと思うんです。
つまり、点火時期が合っていれば、点火時期調整時には、前シリンダーの点火時期マークと後シリンダーの点火時期マーク両方が見えるはずではないかなと思い始めました。
実際どうなっていたかと言うと、はっきり言うとよくわかりません。
これは自分の腕のなさに原因が100%あるものとは思うのですが右側に位置しているイグニションセンサープレート、左側に位置しているタイミング点検窓、ストロボに照射されるフライホイールもあのわずかな小さな穴から見えるだけなので、タイミングライトは使って点火時期調整しましたが、正直自分の知っている空冷ビートルの点火時期調整のような簡単なものではまるでありませんでした。きちんと整然と照射されているように感じなかったんですね。それでも何度か前シリンダーの点火マークが見えたので、これで良しと思い込んだところはあるかもしれません。これはきっとゲスワークって言うんでしょうね。

ただこうも思い始めました。それはタイミングライトの照射がバラバラではっきりしないのは他でもない点火が悪いからと思い始めたのです。
ただし点火系は既にイグニッションコイル、イグニションケーブル、プラグ、センサープレート、この辺は全て変えました。となると残る部品は1つしかありません。モジュールです。パーツカタログを見ると部品番号は32410-84 です。それがこれ。
Amazon、Ebayで新品を見つけることはできませんでした。似た商品の年式違いの中古が130ドルで出てました。中古で130ドルの商品、専門店で新品を探せばあるんでしょうけれども、そんな高い商品壊れているのかどうかはっきりとわかってもいないのに、買うのには勇気がいります。

次に続く。


1年前の今日、テストドライブでハドソンリバーまで行った時の写真です。家から10分。向こうに見えるのはマンハッタンです。

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