ヒュエルフィルター内にブクブクと気泡が大量に発生していたのを数日前の書き込みで報告しました。http://blog.livedoor.jp/vw65/archives/2016-06-13.html
パーコレーションと書きましたが,パーコレーションとはキャブ内で発生した空気のことを指す状態のようです。フィルター内の気泡はキャブからではありません。フュエルポンプか、あるいはそれより先にある変形クランク型のフュエルパイプからかもしれません。ユーチューブで「クランク型のヒュエルパイプは気泡の発生を助長するものでまったくよろしくない!」といった内容のものを見つけました。この人はパイプを外すだけではなく、ヒュエルホースを温度の高いヘッドカバーの上を這わせるのではなく「ファンシュラウドの上を超えさせたほうが良い」と主張しています。https://www.youtube.com/watch?v=R3bNQcY8P-g
あのぶくぶくを目の当たりにして気持ち悪いので早速修理に取り掛かりました。その時、ついでにすべてのホース、クランプも新品にして、さらに、燃圧も確認の上、調整することにしました。
下にもぐってヒュエルホースを抜きます。写真の一番手前側です。この辺りはほかにもブレーキホース、サイドブレーキホース、アクセルワイヤー、クラッチワイヤー等があります。間違えないようにしましょう。
手前側上部のホースです。クランプを緩めて外しましょう。そのとき、次の工程でにするものを準備していないとガソリンがどんどんあふれ出てきます。手早く、順序良く作業しましょう。
自分はホースにこんなものを差し込んだものでふたをしました。
フロントエンジンティンで境になっているミッション側とエンジン側をつなぐ変形クランク型のヒュエルパイプです。半年ほど前に買ったばかり(5-6ドル?)だったのですが、もうお払い箱です。
作業途中の写真、手違いで削除してしまいました。で、出来上がりの写真は下です。
ヒュエルホースはリヤフードのブラケットの上を通ってます。配線とかホースがたくさんあればあるほど、格好悪いと私は思うのです。ヒュエルホースも増えたわけではないのですが、なんともこの位置はどうしようもなく恰好悪い・・・・。
ヒュエルフィルターは試運転のあとブクブクが発生していないのを確認できたら、フロントエンジンティンの向こう側、つまりミッション近辺に付け替えたいと思います。気にはなっていましたが、やはり多くの人がキャブとポンプの間に取り付けるフィルターは危険だと指摘しています。
見にくいのですがヒュエルプレッシャーメーターをフィルターとポンプの間につけました。あくまでもテンポラリーです。燃圧の確認調整が終われば外します。
さて、試運転の結果です。
まずぶくぶく(パーコレーション?)は発生していませんでした。ホースを触るとその温度の低さが体感できます。あの場所にホースは格好悪いのですが、とりあえずこのままにしたいと思います。
そして燃圧ですが、アイドリング時で2.0PSI、3400RPM時で2.8PSIという記述を見つけました。ほかにもアイドル時で1.50とか2.0から3.0の間、とかいろいろ言われていて、本当に正しいのがいくつなのかはわかりませんでしたが、平均すると「1.90から2.50の間なら合格かな」と思っていたところ、自分の車は確認するとまさかの3.0でした。ヒュエルポンプを外しガスケット用の厚手の紙で自作したシムをポンプの下に入れます。紙の厚さ分だけポンプを動かすロッドの移動量が減り、ガスを吐き出す量が減る(燃圧が下がる)というわけです。人によってはそんな面倒なことせずにロッドそのものを削る人もいるようですが・・・・。私はしませんでした。さて厚紙を入れたのち燃圧を見てみると2.40PSIに落ちていました。紙一枚で0.60PSI減るということは、もう一枚入れると1.80PSIになるはずです。1.80では少々低すぎのような気もします。2.40の現状で良しとしましょう。燃圧計はもう必要ありません。外しました。
そして重要な運転した感じですが・・・・。アイドリングがいまいちです。信号で止まったりする際、アイドリングせずにストールします。自分的にはこの症状はアイシングと強く疑っているのですが・・・・。確かに湿度がめちゃ高い夜でした(昨晩)。
そしてこのブログを書いてる直前にも試運転してきました。今日は湿度が高くないからかアイドリングも大丈夫です。キャブのスクリューは2つともいじっていません。ただ少しパワーが落ちたような気もします。気のせいかなぁ?前回と今回の違うところ触ったところは下記のとおり。
ヘッドを外して、また取り付けた。
ロッカーアームシャフトを外して、また取り付けた。
燃圧下げた。
気のせいということにしましょう。
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