前回の書き込みでオルタが壊れたことをお伝えしました。
もう一度説明しますと、①アイドリングが安定しない事、②アクセルの動きに実際の回転が遅く反応することといった問題を抱えていたわがエンジンですが、ヒートライザーの修理、マニフォールドブーツの交換でほぼ直りかけておりました。あの日テストドライブもかねて軽く買い物に出かけました。
帰宅後にエンジンリッドをあけてアクセルをふかしながら眺めていた時、事件は起きました。今となってはどこに引っかかったのかわかりませんがアクセルが全開から戻らなくなってしまったのです。ニュートラルに入れたままの全開ですから大変なものです。慌ててアクセル戻そうとしましたがままならず、運転席のイグニションキーをオフにしました(あの時もっと冷静にデスビからワイヤーを抜く、ということをしていれば状況は違ったかもしれません)。オフにする直前(おそらく0.5秒から2秒くらい)ものすごく嫌な音が聞こえそしてエンジンは止まりました。引っかかって戻らなくなっていたアクセルを戻し、イグニションキーをひねると、鉄と鉄の擦れる音が聞こえます。まったくまともではありません。エンジンを止めてもう一度見てみると、前回の書き込みでもお伝えしたオルタの破損があったのです。
ここまでが前回までのあらすじです。
何故オルタが破損したか、探ってみることにしました。
オルタを外すために取り付けたばかりのファンハウスを外します。外すまでの工程はこの前書き込んだばかりなので書き込みません。
ファンハウスを外すとエンジンブロックの上にバラバラになった鉄製のプレートのようなものが散乱しています。ファンです。ファンがばらばらになってしまったようです。
シリンダーの写真です。ところどころ白く見える冷却フィンがあります。冷却フィンもダメージ受けました。シリンダ―の交換となるとエンジンを下さなくてはいけません。どうしてもそれは避けたかったのでSAMBA.COMで聞いてみたところ、「このくらい大丈夫」という意見ばかりだったのでこのまま使うことにしました。
http://www.thesamba.com/vw/forum/viewtopic.php?t=642860&highlight=
飛び散った冷却ファンのフィンはシリンダーカバーも損傷させていました。整流板と書いてあるものですがつぶれてしまっています。
つぶれてしまう前の整流板です。見比べてください。これも交換です。
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