妻が先週、「冬が来た後でヒーターが壊れてた、なんてしゃれにならないから試してみよう」と言うので試してみたらまんまと壊れていました。うちのヒーターはガスヒーターで、家中に張り巡らされたパイプの中をガスで温めた温水を通すことによって室温を上げるという普通のタイプのヒーターです。
ちなみにガスファーナス(湯沸かし器のようなもの)は一台なのですが、3ゾーン(1・2階、地下、プレイルーム:離れに近い感じの子供部屋)に分けて温水を流すことが出来るようになっています。地下、プレイルームのヒーターは生きていました。と言うことはファーナスは生きてます。疑うべきは写真のスイッチ(取り外した後で写真を撮りました)、スイッチからファーナスまでの配線、です。
ファーナスからの配線です。この線をたどっていってみましょう
床下中央を走るビームといわれるこの家の中で一番太くて大きな木を張って奥に向かっているのがわかります
少し引いて撮った写真です
配線見つけました!!当然また天井を開けました。すると・・・・・。
天井を外した跡で。黄色い綿のようなインシュレーションをとるとご覧の通り、無数のネズミの糞が!!!
壊れているかもしれないスイッチ(1・2階)と生きている地下のスイッチを外して交換して電源を入れると、地下のヒーターは動き、1.2階のヒーターはやはり止まったままです。つまりスイッチは壊れてません。スイッチを元に戻し電源を再度入れました。すると写真真ん中の四角い箱のようなもの(この写真では資格ではなく丸いものがついてる部品:本来はカバーがついている)が熱を帯びてきていること気がつきました。
熱をおびてきている・・・。熱を持つこと自体はいいことではありません。しかも電源を入れて変化が出てきていることから、配線も切れていません。生きています。すると犯人はもうひとつしかありません。この四角い部品です。
値段を調べると1個$70の部品です。カバーを外すと中に丸いものがありました。この部品は古い車のキャブレターについているチョークと言う部品にそっくりです。恐らく中にばねが入っていて、電気の力でばねを動かし、結果この四角い箱の向こうにある温水が通るはずの管の中のバルブを開け閉めする部品のようです。
電気は来てる、でも動かない。更によく見てみました。いくつかのねじに傷がついてます。きっと誰かが過去に調子悪くなったこの部品をいじったのでしょう。すると更にもうひとつ見つけました。この丸い部品は3つのねじで止まってなくてはならないはずなのに2つだけで止まってます。それだけではありません。行き場のない1本のねじが外れたまま、引っかかってます。取り付けなおして、カバーして。電源を入れるとヤッター。直りました。一時はどうなるかと思いましたが、自力で直すことが出来ました。めでたしめでたし。
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