1990年頃、自動車評論家の国沢なんとかさんという人の書いた本で「並行輸入で外車を買おう」的なものがありました。その本に強く影響を受けて英語ゼロだった私はワーキングホリデイ経験者でもある友人と二人LAに飛びました。初めての外国でした。今でこそあの時に訪れた米国に住んでいますが、当時は特に外国にも興味がなく、まさしくVWを買うためだけの海外旅行でした。LAに着いてすぐにAutoTraderという雑誌をコンビニで購入して高いのから安いのまでありとあらゆる空冷VWを探しました。最後まで候補に挙がったのは、最終的に購入した67KGと結局見送った59シングルキャブでした。今思えばSCのほうがコンディションもよかったかもしれません。しかし、67KGに乗っていた1776エンジンがクロスミッションとウェーバーがおごられていたのも相まってものすごく速かったのがポイントで、結局KGを購入し本に書いてあったとおりの日系の船会社(西部運輸)に頼んで日本まで持ってきました。
仮ナンバーを付けてしばらく乗っていたのですが、きちんと車検を取った方がいいということで準備を進めていた矢先、家の前に路駐していたのが問題となり、別の駐車場を探すか処分するかの選択を迫られました。大急ぎで雑誌に広告を載せて結局自分でナンバーを取ることなくこの車は売ってしまいました。
板金塗装の途中です。
向こう側に71KGコンバチが見えます。
これ、これです。2台並べたかったんです。
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